食品安全マネジメントシステム推進室

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平成30年度活動計画 |HACCP構築関連文書

 

平成26年度活動報告

1.食品安全に係る研修等の開催
    以下の研修を行い、十勝地区の食品加工・製造企業従事者に食品安全システムの構築
    方法や衛生管理方法の解説を行いました。

日時 場所 研修名及び演題 内容
平成26年
7月18日
とかちプラザ
帯広市市民大学講座
「消費者が期待する食の安全を保つには 」
食中毒とその防止対策であるHACCPシステムの概要説明
9月4日
本学地域連携推進センター
フードバレー人材育成事業と共催
「北海道HACCPとCodexHACCPの違い」
北海道が導入を推奨している北海道HACCP、国際標準Codex「食品衛生の一般原則」との差異を解説
10月3日~
             4日
同上
フードバレー人材育成事業と共催
「HACCP構築実習 」
地域の食品関連企業従業者にHACCPシステム構築手順を教育
10月31日
芽室町
メムロード
スクラム十勝シンポジュウム2014
「食品安全の国際標準普及に関する帯広畜産大学の取り組み」
HACCPシステム、FSSC22000の解説と帯広畜産大学の取り組みを紹介
平成27年
2月4日
東京都内
ルーテル市ヶ谷センター
㈱エルメックス主催食品衛生検査セミナー
「HACCPで現場の衛生管理がどう変わるか」
HACCPシステム導入による工程管理の変化や、前提条件プログラムの重要性を解説
2月12日
帯広市図書館
帯広市主催HACCPセミナー
「今、何故HACCPが必要とされているのでしょうか 」
HACCPシステムが注目されている理由と北海道HACCP認証取得時の留意点等を解説
3月20日
本学地域連携推進センター
当室主催
「HACCP対応食品加工施設の設計」
衛生的で且つ、HACCPシステム構築に対応可能な食品加工施設の設計方法を解説

フードバレー人材育成事業と共催「HACCP構築実習 」の様子(10月3日~4日)

写真左:帯広市主催HACCPセミナー 「今、何故HACCPが必要とされているのでしょうか 」の
様子(2月12日)
写真右:当室主催 「HACCP対応食品加工施設の設計」 の様子(3月20日)

                   

 

 

 

2.HACCPシステム構築支援
    十勝地区の食品加工・製造企業に以下の支援を行いました。

項目 支援企業 支援内容
北海道HACCP
認証取得
①有限会社 中田食品(豆腐) 帯広市HACCPアドバイザーとしてHACCPシステム構築全般及び審査対応の支援
②株式会社 キャトルシステム
(食肉加工)
同上
③株式会社 ホクコー(冷凍食品等)  大学単独で危害要因分析実施や内部監査体制構築の支援
HACCPシステム
構築
①株式会社 江戸屋(珍味)
(北海道HACCP評価6段階)
帯広市HACCPアドバイザーとしてHACCPシステム関連文書整理、施設改善を支援
②山岸牧場 さくら工房(発酵乳)
(北海道HACCP評価6段階)
大学単独でHACCPシステム構築全般を支援
③前田農産食品合資会社
(ポップコーン) 
大学単独でHACCPシステム対応食品加工施設の設計の支援
④本学乳製品加工実習施設
(北海道HACCP評価6段階)
HACCPシステム構築全般

3.各種研修プログラムの開発
    平成26年度に以下の研修プログラムを開発しました。

プログラム名 予定する内容
HACCPシステム
構築3日間研修
プログラム
このプログラムはHACCPシステム構築に必要な基礎知識や技能を学ぶプログラムです。
平成27年度から運用を開始し、座学と本学内にある乳・肉加工実習施設やFSSC22000認証取得施設の畜産フィールド科学センター乳製品工場等を活用した、実践的な演習により実施します。
①HACCPシステム構築3日間研修テキスト
②危害要因(ハザード゙)
③一般衛生管理プログラム
HACCPシステム
対応食品加工施設
の設計
HACCPシステムの構築は食品加工施設の設計段階から始まるため、今後施設を新築、改築する予定の有る食品関連企業や建設業界の皆さんを対象に開発しました。
このプログラムには、現在、食品安全マネジメントシステムとして最高峰のFSSC22000:2013を認証取得した本学畜産フィールド科学センター乳製品工場を3D画像(下図)で紹介するプログラムも付属しており、より具体的に製造現場に入場する手順や建物構造の学習が可能となっています。 (平成27年度下期に研修を実施する予定です)

HACCPシステム対応食品加工施設設計用ソフトの作業平面図とその3D画像
当室では食品加工施設を新築・改築等を行う企業を支援するため、食品工場や厨房の設計を支援するプログラムソフト開発メーカーの協力を得て、乳製品、パン、肉加工製品、厨房等の施設設計に必要な設備の3Dイメージ画像を開発しました。
これにより、今まで平面図でしか見れなかった施設が3Dとなり、よりリアルに設備の配置や動線設計が確認できます。